インタビュー

【Vol.2】リアルとネット、そしてXeroNeoへの思い┊︎Humu.

アルもネットもバランスよく楽しむ。

今回は、XeroNeoのクラマス、ふむくんにインタビューしました。

XeroNeo(ゼロネオ)は、私が現在、配信枠として所属している荒野行動のクランです。ふむくんは、私がMildomで初めて入室した配信(元Mildom配信者さん)で、その頃からずっと仲良くしてくれています。

大学生活にアルバイト、そしてクラン活動と、忙しく充実した毎日を送っているふむくん。そんなふむくんが荒野行動や配信を始めたきっかけ、葛藤、そして、XeroNeoを設立した経緯や思いについて伺いました。

はじめに、荒野行動と配信を始めたきっかけを教えてください。

高校1年生の頃、友達が荒野行動をやっていたことがきっかけで自分も荒野を始めました。モバイル版のアプリがリリースされたのがこの頃でした。

しかし、その友達が荒野をやめてしまって、1人でするのはつまらないと感じ、配信してみようと思い立ちました。「誰かに見られたい」という気持ちも少なからずありました。

配信アプリは、パッと目に留まった「ミラティブ」を選びました。当時はミラティブしか知らなかったっていうのもありますが、とりあえずやってみようと思って始めました。

ミラティブは毎日継続して配信をしている人が多かったのですが、自分は3日に1回くらいのペースで、やりたいときに配信するといった感じでマイペースにやっていました。

ミラティブのリスナーを中心に、一度自分で荒野のクランを作ったことがあるのですが、納得のいかない理由で解散となってしまい、荒野に少し飽きがきて、配信のモチベーションも徐々に下がり、1年半程でミラティブを辞めてしまいました。

半年ほど経ったある日、バイトの友達が「Mildom」で配信していると聞いて、ギフトによる収益などにも興味を持ち、新たな配信アプリ「Mildom」を始めてみることにしたんです。

Mildomで思い出に残っているエピソードを教えてください。

たくさんありますが、リスナーと話したり、好きな企画を自由気ままにやったりしてるときは楽しかったですね。

特に思い出に残っている企画は、配信初期の頃にやった「ふむれんぼ」です。かくれんぼの企画だったのですが、ちょっとルールが細かすぎたかなと自分でも思っています。笑

初期の頃は、同接人数は関係なく、リスナーが1人でもいれば企画をしていて、少人数でも楽しく濃い時間を過ごしていました。何も考えず、ただ楽しめればいいという感じでやっていました。

Midomは管理人を付けられますが、毎日配信に来てくれる人を基準に選びました。初期からずっと配信に居てくれて、荒野に一緒に参加してくれたりもしていたので感謝しています。

配信の良いところって、どんなところだと思いますか?

みんなで時間を共有して楽しめるところが配信の良いところだと思います。徐々にフォロワーが増えていくのも面白かったですね。

自分のゲームのプレイを見て「上手だね」と言ってもらえるのももちろん嬉しいですが、人が喜んでいるところを見るのが好きなタイプなので、人のことを褒める方が好きです。「作ってる?」と思われがちですが、これが素なんですよね。

正直、初めのうちは配信は暇つぶし程度の感覚だったのですが、リアルだけでなくネットにも友達がいるって良いなあと思い始めました。

両方に友達がいるといつでも楽しめるので、そういった意味でも配信っていいなと思います。

暇な時間ができることが好きではなく、遊びに関しては常に予定をつめつめでいたいタイプで、人と話さない日はないほど人としゃべることが好きなんです。アルバイトとかは嫌だけど。笑

リアルとネットの自分は違いますか?

あんまり変わらないと思います。

ただ、ネットではあまり自分からは遊びには誘わないけど、リアルでは自分から積極的に声を掛けます。しいていえば、そこらへんがリアルとネットの違いですかね。

あとは、どちらにしても人の気持ちを考えた言動を心掛けています。なので、配信者だけでなく、他のリスナーへの気配りができる人や相手の気持ちになって考えることができる人は好きですね。

リアルでも同じですが、自分のことしか考えずに発言する人はちょっと苦手です。

ネットは特に中身がどんな人なのかわからないからこそ、そのへんは大事にしていきたいポイントですね。

なぜMildom配信を辞めてしまったのですか?

Mildomでの楽しい思い出はたくさんあります。ですが、配信を続けていると、仲良くなる配信者さんも増えてきて、そういった人と比べてしまい、徐々に同接人数が気になり始めました

新規フォロワーを増やすために、初見さんが入室した際の挨拶を工夫していました。自己紹介を交えながら、積極的に自分から絡んでいきました。しつこいほど。笑

話を繋げたかったんですよね。そしてリピーターになってもらいたかった

挨拶などを工夫したおかげか、徐々に同接は増えていきました。しかし、10~15人くらいいるときは良いのですが、一桁になってしまうとどうしても気になってしまいました

配信のモチベはあるのに、心のどこかで焦っている自分がいました。

別の配信者さんのところに自分のリスナーが行ってしまうと、心がもやもやしてしまいます。なんだか、Mildom内でリスナーの取り合いをしているように思えてきてしまって…。そんなはずないのに。

リスナーを引き付けておくために、無理に配信時間を取っていたこともありました。

また、自分が企画配信をするとき、仲の良い配信者さんやリスナーが参加しに来てくれていたのですが、「無理に参加してくれているんじゃないかな?」という感覚にも陥ってしまい、少しずつ悩みが募っていきました。

フォロワー数や配信者ランクなどのことも無意識のうちに気になってしまい、そういうことが1つ1つ積み重なり、徐々に辛くなってきて配信のモチベーションが下がっていってしまいました。

当初、少人数でも何も考えずやってたときは楽しかったはずなのに、どんどん初心を忘れていってしまったように思います。

XeroNeo設立の経緯について教えてください。

XeroNeoを作る以前、ミラティブで配信していた頃、一度自分でクランを立ち上げたことがあります。「RZ」というクラン名で「Ravage Zearot」の略でした。「Ravage」は「破壊」という意味です。苦笑

当時のメンバー集めに関しては、当時はキルレ(キルレート)で判断していて、人物よりも実力重視でした。

自分のリスナーを中心にメンバーは11人集まり、とりあえずやってみよう!ということでクランがスタートし、通常マッチを回ったりリーグ戦に出たりしました。

のちに、このRZ時代に出場したリーグ「KCTL」は、XeroNeoでも出場することになります。

しかし、メンバー同士の喧嘩が原因で解散してしまって、とても悔いが残りました。この頃はまだ、メンバーをまとめる術もメンタルも備わってなかったんですよね。

クランの中にいたリア友も荒野を辞めてしまって、荒野のモチベが下がっていたとき、野内でBanana(現在のXeroNeoメンバーの1人)と出会いました

1人でしゃべりながら団体をやっていたときに、声に気づいたBananaが「あれ?ふむ(本名)?」と声をかけてくれたのです。

実はBananaとはいとこ同士で、自分が引っ越して地元を離れてから何年も会っていなかったのですが、まさかこんな形で再会できるなんて思ってもいませんでした。奇跡ですね。

それ以来、「あいつも荒野やってるんだ」と思いながら、モチベーションが少し上がり、配信アプリもMildomに移ったこともあって、また荒野を頑張り始めました。

話は戻りますが、Mildomで管理人をしてくれていた子(わっくん)がクランを作るということでメンバーになりました。MC(Midnight Crow)というクランでした。

ただ、このときは自分がリーダー(クラマス)ではなかったので、いつかは自分がクラマスとして新しくクランを作りたいと思っていました。RZのときの悔いもありましたし。

MCが改名し、Fenrirというクランになりました。メンバーも増え、新しい出会いもありましたが、ある日クラン内で問題が起き、残念ながら解散してしまいました。

そのあとすぐに、元Fenrirのメンバー同士で新しいクラン設立ブームが起きましたが、その流れには乗らず、少し様子を見てから自分のクランを作ろうと思いました。もともと人とは違うことをしたいという気持ちがあったからです。

そして、タイミングを見計らって、2021年7月29日にXeroNeoを立ち上げました

XeroNeoに込めた思いを教えてください。

XeroNeoには、「0からリスタートして新しく精進する」という意味があります。

アイコンを騎士にした理由は、色々なデザインを眺めていたとき、単純にかっこいいなと思ったことも大きいのですが、「1つの剣に宿る力」というイメージに惹かれました。めっちゃ恥ずかしいですね。笑

ミラティブの頃の「RZ」が解散したとき、悔いが残っていたし、自分の中で納得がいっていなくて、またリベンジしようとずっと思っていました。今度こそはうまく運営してみせると。

あと、クランメンバーとリスナーとで絡めたらいいなという思いもあって、配信しながらXeroNeoの活動に励みました

クランを新設したというツイートを見て、元RZの選手メンバーのあやからも連絡があり、今度はメンバーを支える立場としてクランに入りたいと。PCにも詳しく、アイコンの色やデザイン、クランの運営面でのサポートをしてくれています。

XeroNeoは「0の状態から経験を積んでみんなで一緒に強くなっていく」ことをコンセプトにしているので、RZのときのように実力重視でメンバーを選ぶことは絶対しないと決めていました。

一般的に、強い人を勧誘してゲリラに出るという活動をしているクランが多いと思いますが、人とは違う新しいことをしたかったので、やる気があれば誰でも入れるクランにしました。メンバー1人1人、平等に接したいと思ったのです。

活動内容も、他のクランがあまりやっていないようなPeak戦への参加を中心としました。

クランを設立した当初、メンバーは予想していた人(来てほしい人)が来てくれて、活動やクランの動きも想定の範囲で進んでいきました。

クランの良い点と課題、これからの展望を教えてください。

XeroNeoは確実に強くなっています。メンタルは必ずしも強いとは言い切れませんが、それでもみんなで強くなろうとする姿勢が見えるところは良いところだと思います。

今は礼儀がしっかりしているメンバーが多く、優しさもあります。筋が通っている人が多いこともあり、時に意見の衝突もありますが、クランの方針に関しては、基本的に俺の指示で動いてくれるので助かっています。

個々に成長はしているのですが、Peak戦中心の活動からゲリラやリーグ戦も取り入れてきているため、高みを目指すがゆえに、成長を感じられていないメンバーもいるようです。

ネガティブに捉えてしまいモチベが下がってしまったメンバーもいました。でもそんなときは、とにかくじっくり話をすることを心掛けています。ミーティングのときやオフで普通に荒野を一緒に回りながらでも。

メンバーの士気の上げ方やモチベーションのコントロールなどはクランの課題でもあるし、クラマスである自分自身も考えていかなければいけないところだと思ってます。

今後に関しては、変化は必要だけど、基本的には変わらずにいきたいと思っています。矛盾してるかな?笑

今までどおり、少しずつ努力していくクランでありたいし、初心を忘れずに活動していきたい。悔いを残したくないです。

メンバーへの要望はありますか?

ん~、インタビュー的にはあった方がいいと思うのですが、クラマスの俺からは特にないですね。むしろ、活動する中で一緒に見つけていきたいと思っています。

2022年秋に出場したKCTLは、RZ時代にも出場したリーグです。RZの頃は、順位が限りなく下の方でしたが、XeroNeoとしては今回2位でした。自分からすると繋がりがあり、とても思い入れが強いリーグなんです。

でも、1位の方が嬉しいから、XeroNeoメンバーで1位を取りたいと思っています。

年末年始休みを経て、年明けから活動が再スタートしますが、まずはKCTLの特訓戦とチャレンジ戦、そして栄誉戦での優勝を目指してメンバーと一緒に頑張っていきたいです。

なぜ私(まど)を配信枠に選んでくれたのですか?

XeroNeoの2ndメンバーを募集するタイミングで、そのときにまどちゃんが所属していたクランが解散になったことを知り、それを受けて、まどちゃんに来てほしいなと思い「配信枠」を募集しました。「今だー!」と思って。笑

でも以前、まどちゃんが配信で「クランには所属せずに自由にやりたい」と話していたことも覚えていたので、5割くらいは「来てくれないかも」と思っていましたが、応募してくれて嬉しかったです。

最後に、リアルとネットの両立について思うことはありますか?

Mildomで配信していた当初は、配信や荒野が楽しすぎて、リアルがおろそかになってきた時期もありましたが、このままではいけないと思い、大学の課題などやるべきことをやってから遊ぶようにしたら、メリハリを付けられるようになりました

大学生になってから、周りの友達はみんなアルバイトをしていたし、遊ぶお金もほしかったので自分もバイトを始めました。車もほしかったので。

今はバイトを掛け持ちしていたり、友達との遊びの予定も詰め込んでいたりで忙しいですが、充実した毎日を送っています。アルバイトはなんだかんだ言って楽しいです。笑

そんなリアルの予定の合間を縫って、荒野をしたりクランのことを考えたり、そっちにも力を入れています。リアルとネット、荒野での活動があることによって、日々のモチベーションにもなっています

将来については、まだいろいろと探し中ですが、何か人とは違うことをしたいと思っています。

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ふむくん、インタビューに応じていただき、ありがとうございました!

XeroNeoができるまでの話やふむくんの正直な気持ちを知ることができました。ふむくんの真面目さや芯の強さにはいつも感心させられます。

これからもリアルとネット、バランスよく楽しんでください!

☆ふむくんのTwitterは<こちら>

☆XeroNeo公式Twitterは<こちら>

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