伝えなければ、伝わらない
配信者で、誰しも一度は「配信辞めたい」と思ったことがある人は多いと思います。
ポジティブな理由で辞める人はごくわずか。ほとんどがネガティブな理由で辞めてしまうのです。
例えば、配信で暴言を言う人がいる、苦手な絡み方をする人がいる、人間関係のごたごた、伝えたいことがうまく言えないなど、様々な原因があると思います。
そこには「なんで気持ちをわかってくれないんだろう」という悔しさや悲しみ、時には怒りの感情が根底にある気がします。
この感情が積み重なると配信が苦痛になってきます。私も今まで配信を辞めたいと思ったことが何回もありました。
しかし、本来大好きなはずの配信を、負の感情が原因で辞めるのはもったいないと私は思います。
「もういいや」と諦めの気持ちで辞めていく配信者を、私は何人も見てきました。そんな人を減らしたいのです。(そもそもこのブログは、そういった思いもあって立ち上げました)
今回は、配信を辞めたい、モチベーションが上がらない、そんな感情になりそうなとき(なってしまったとき)の私なりの考え方と対処法を紹介していこうと思います。
原因に向き合う
大抵の場合、モチベーションが下がる原因は「人」です。相手に言いたいことが言えていないのです。
「言わなくてもわかってほしい」、「言ってもどうせ変わらない」。私はこの考え方を捨てました。それは「逃げ」だからです。
原因(人)にしっかり向き合うことをしなければ、配信は楽しく続けられません。
昔の私はめちゃくちゃ逃げていました。配信に自分の苦手な人が来ても、最初から「こういう人もいる」と諦めて、思っていることを伝えず、無理に笑顔を作ってコメントを読んでいました。
でも、またその人が配信に来ると同じことの繰り返し。
配信の雰囲気は一見穏やかに見えるけど、自分の心の中にはモヤモヤし続けるだけで、配信が終わった後にどっと疲れてしまうのです。
昔は、配信はこういうものだと思っていました。でも今は違います。
モチベーションが下がる原因がわかっているのであれば、それにしっかりと向き合って、改善するよう行動するようにしています。
伝えなければ伝わらない
嫌なことは嫌と、言葉ではっきり伝えなければ、相手には伝わりません。人は1人ひとり価値観が異なるので、言葉の受け取り方もそれぞれ違うからです。
ですので、もし嫌なことがあったら、その場ですぐに「〇〇〇〇という発言は、~~~と思うから、あまり気分が良くない」と伝えることが大事です。
配信が終わった後に第三者に愚痴を聞いてもらうのも心が軽くなるのですが、これは本当の問題解決には至っていません。
その配信内のその場面で、自分自身で解決に向けて動いた方が良いです。どうしても難しい場合は、配信が終わったあとすぐに本人にDM(直接話せるなら直接)などで伝えるのも手です。時間を空けない方が良い。
勇気を出して原因そのものに直接向き合うこと、つまり、苦手な人や苦手な発言に向き合うことが大事です。
相手の態度や発言に嫌なことがあれば、そう思っているという事実を素直に伝えるべきだと思います。伝えるときに、できればそう思う理由も付け加えること。
理由を伝えることがなぜ重要かというと、自分の価値観(大切にしていることや軸)を伝えることができるからです。
価値観を伝えれば応用が利きます。この価値観を伝え続けていくことで、「こういう発言や行動は、まどちゃんは嫌いだよね」という感覚が徐々にリスナーさんたちにも浸透していくと考えます。
配信の雰囲気が悪くならない?
その場で「はっきり伝えることで、配信の雰囲気が壊れてしまうのではないか」、「その人に嫌われてしまうのではないか」と思って、なかなか言えないことってありますよね。
めちゃくちゃわかります。まずは、私がそんなあなたを褒めましょう!偉い、よく我慢した!
でもね、はっきり言っても意外と大丈夫なんですよ。これが私からのアドバイスです。
自分が思っている以上に、配信の雰囲気って悪くならないです。
それは、共感してくれるリスナーさんがいるからです。自分の言いたいことを言ったら、意外と「わかった、ごめんね」と返してくれる人が多いです。
そこで心が一気に晴れやかになります。100%ではないかもしれないけど、自分の伝えたいことが少しでも伝わった瞬間なんです。
昔の私は「どうせ伝わらない」と諦めていましたが、そんなことはない。一生懸命、言葉を尽くして伝えようとすれば、わかってくれる人は必ずいます。
むしろ言ってしまった方が、自分自身が配信をしやすくなるということを、私は約6年の配信歴を通してようやく気づきました。心がスッキリして、後からモヤモヤが湧きにくい。
もしも伝えたことが原因で、その人が自分の配信にもう来なくなってしまったとしたら、それはそれまでと割り切るようにしています。
自分はできるだけのことをしたんだから、それで良いのです。
どんな配信にするかは自分次第
嫌なことがあったり、それが続いたりしたら、ネガティブな感情が生まれるのも仕方のないことです。
でもそこで負けたら、せっかく作り上げてきた人と人との繋がりを自ら切ってしまうかもしれません。気分転換は時には大切なので、違うことをるのも良いのですが。
自分の配信は自分で作り上げていくものです。どんな配信にしていくのかは自分次第。自分の舵取り次第で、配信は良い方向にも行くし、悪い方向にも行きます。
「こういう配信にしたい」という理想や目標を持ち、それに近づくために試行錯誤しながら自分にできることを続けていきたいと思っています。
その行動の積み重ねがやがて実って、自分が本当に楽しめる配信ができるようになるのではないかと考えます。「極める」とはこのことかもしれませんね。
配信のモチベーションが下がったときは、その原因から逃げず、しっかりと向き合い、解決に向けて直接アプローチすることが大切。
勇気を出して、その場で「嫌なことは嫌」「好きなことは好き」と理由も付け加えて伝えていくことで、自分の大切にしている思いが少しずつみんなに浸透する。
1つ1つ積み重ねていくことで、自分自身が本当に楽しめる配信を作り上げることができる。
以上、お読みいただきありがとうございました!
このMADOLOGを立ち上げた理由も、この記事と結構リンクするところがあるので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです↓↓